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転倒予防が拓く、健康寿命延伸の可能性 ―足元から始める、自立した生活の守り方―

健康寿命延伸への想い

私は2014年、医療機関に特化した経営コンサルタント会社SPI株式会社を創業しました。医療系のメーカーやディーラーで働く中で得た知識と経験を生かし、長年お世話になった医療業界に恩返しをしたい。それが起業のきっかけでした。

当社が事業を手がける際、あるいは商品を取り扱う際の重要な判断基準が「健康寿命」です。自立して日常生活を送れる期間を示す健康寿命が平均一年延びれば、多額の医療費を削減できると言われています。当社では、健康寿命を延ばす取り組みこそ大きな社会貢献と考え、リハビリ機器をはじめ、健康寿命延伸に役立つ商品を多く取り扱っています。

その中でも今回は、見落とされがちな「転倒予防」の重要性について、皆さまと考えを共有したいと思います。

転倒がもたらす深刻な影響

転倒の様子

厚生労働省の令和4年国民生活基礎調査によれば、介護認定を受ける原因として転倒は第3位となっています。多くの方が想像する以上に、転倒は高齢者の自立した生活を脅かす大きなリスクです。

我が国の⾼齢者における転倒状況

転倒の原因は、身体面と環境面の両方にあります。加齢による身体機能の低下、病気や薬の影響、運動不足、心肺機能の低下、視力・認知機能の低下といった身体的要因。そして、部屋のちょっとした段差、床に落ちているものやコード、お風呂場など滑りやすい場所、暗い場所、スリッパなど滑りやすい履物といった環境的要因が複雑に絡み合っています。

特に注目すべきは、転倒後の臥床時間が長引くことで起こる筋力低下です。これは「廃用症候群による筋力低下」と呼ばれるもので、その進行速度は驚くべきものがあります。

通常、最大筋力の30%の筋活動があれば筋力は維持され、40%以上であれば筋力は増強します。しかし20%以下になると筋力は低下を示します。そして筋活動がほとんどない安静臥床の状態では、1日に3~6%、1ヶ月間で50%もの筋力低下が起こるとされています。

厚生労働省の調査によれば、ベッドの上でほぼ活動しない状態での筋力低下は以下の通りです。

  • 1週間:筋力20%低下
  • 2週間:筋力36%低下
  • 3週間:筋力68%低下
  • 4週間:筋力88%低下
  • 5週間:筋力96%低下

この数字は、一度転倒して寝たきりになることが、いかに深刻な悪循環を生み出すかを物語っています。転倒→臥床→筋力低下→さらなる転倒リスクの増加という負のスパイラルに陥ってしまうのです。

環境整備だけでは不十分な理由

もちろん、段差の解消やバリアフリー化、適切な照明の確保など、環境面の整備は重要です。しかし、それだけでは十分とは言えません。なぜなら、高齢者が生活するすべての環境を完全に管理することは不可能だからです。

そのため、環境的側面だけでなく、高齢者自身の身体機能の維持・向上が重要になります。特に、運動機能の維持・向上と歩行安定性の向上が、転倒予防における急務と言えるでしょう。

予防医療の観点から見ても、「自分の身体で自分を支える」力を維持することは、健康寿命延伸の根幹をなす要素です。

足元から体幹を整えるアプローチ

こうした課題に対し、当社では足元から身体機能にアプローチする製品も取り扱っています。その一つが、特許技術を活用したインソールです。

人間の足裏には「メカノレセプター(固有受容器)」と呼ばれるセンサー機能があります。これは触覚・圧覚・振動知覚など、物理的な刺激を脳内にデータ化して共有する役割を持っています。人はこのデータに基づいて、使用する筋肉を決定し、バランスを保持しているのです。

しかし、メカノレセプターは環境によって機能低下を起こしやすく、例えばギブスを一定期間着用した後はバランスを取りづらくなります。これは筋力の低下だけでなく、メカノレセプターの機能低下も大きな要因となっています。

高齢になるにつれて、日頃から親指を反射的に多く使う生活を繰り返すことで、親指ばかりが使いやすくなり、小趾側が浮指になりやすい傾向があります。これは、転倒時におけるバランス戦略として「股関節戦略」を使うことになり、転倒や怪我をしやすい戦略となってしまいます。

一方、「足関節戦略」を伴うバランス戦略が、転倒や怪我予防にとても有効な戦略と言えます。足趾の活性化を促すことで、無意識下での足関節戦略の獲得が期待されます。

当社が取り扱うインソールは、メカノレセプター反応点を刺激することで、足の指を使いやすくする独自の特許理論を採用しています。アーチを外部からサポートするのではなく、自分の筋肉でアーチを獲得することを目指した設計です。

期待される効果としては、転倒リスクの低減、足首の可動性向上、体幹の安定化、膝や腰への負担軽減、末端冷え性の改善などが挙げられます。プロスポーツ選手にも愛用されており、パフォーマンス向上の観点からも注目されている製品です。

健康寿命延伸への総合的アプローチ

転倒予防は、健康寿命延伸の重要な一要素ですが、それだけでは十分ではありません。当社では、がんのリスクを調べる「メタロ・バランス検査」をはじめ、早期発見・早期治療につながるサービスも提供しています。

また、空気を除菌してウイルスを不活性化するプラズマオゾン発生装置など、感染症予防に役立つ製品も取り扱っています。リハビリ機器を含め、これらの製品やサービスを組み合わせることで、「予防」から「維持」「向上」までの包括的なサポートを目指しています。

安心して暮らせる社会を目指して

医療機関における経営や人事の問題を共有し、ともに問題解決にあたることで、先生方の負担を軽減する。それが私たちの仕事です。確かな知識をベースに、医療者一人一人のニーズに応える情報提供を何より大事にしています。

同時に、高齢者とそのご家族が安心して暮らせる社会の実現に向けて、健康寿命を延ばす製品やサービスを提供し続けることも、私たちの使命だと考えています。

当社では、北海道および東北、沖縄でのサービスを担当し、将来的には東南アジアへのサービス拡大も視野に入れています。少子高齢化が進む中、こうしたサービスの必要性はさらに高まっていくでしょう。

転倒予防という身近なテーマから、皆様の健やかな生活を支える事業に、今後も注力してまいります。

出典参考:【公式】ネイシューショップ|NASYU株式会社【公式】メタロ・バランス検査(MB検査)|お申込みはこちら